10月号(vol.3)

早いもので「とよ・たち美肌通信」も第3号を刊行することが出来ました。感謝です!!
皆様は「和顔愛語」という言葉を御存知でしょうか?意味は柔和な笑顔と優しい言葉で相
手に接する、という布施(親切)の精神からくる仏教の教えの一つです。当クリニックに
おいては、優しい言葉と柔和な笑顔で患者様に接することで、苦しみやつらさを少しでも
和らげて差し上げる様努める!!というスローガンが
「和顔愛語の实践」であります。
私が初めてこの言葉に出会ったのは今から3年前、大学から出向を命じられた富山県のあ
る病院勤務時に遡ります。その日は朝から体調がすぐれず、ボー・・とした気持ちのまま
外来をしておりました、その折り、ある初診の男性が席を立たれる際、私にこの言葉を下
さったのです。
それが和顔愛語でした。いただいた時は『ありがとうございました』と白衣のポケット
にしまい込み、外来終了後Web で調べたところ、その意味を知ることが出来ました。私は
その時ハタと思ったのです。なぜあの患者様はお帰りになる際この言葉を下さったのか?
よほど私がしかめっ面で仕事をしていたのか?将又、他の理由であったのか?その後その
患者様にお会いする事はありませんでした。いかなる理由にせよ、私の大いなる反省点(教
訓)となった出来事であると同時に「一生の宝を賜った事件」でもありました。現に開業
医になった今、それは日々の目標であると同時に当クリニックのtheme&motto(テーマ&
モットー)とさせて頂いております。又、この賜った言葉を形にしていきたい!!という
願望から、「和顔愛語」を書家・柿沼翠流(かきぬま すいりゅう)先生に懇願し書いて頂
きました。当クリニック内待合室にかかげてありますので皆様どうぞ御覧くださいます様
お願い申し上げます。
ここで「とよ・たち美肌通信」を読んで頂いております皆様にもお願いがございます。
開院し約2ヶ月が経つ当クリニックでは広く患者様のお声を頂きたく存じます。院内にア
ンケート用紙を置いています。アンケートには要望やお気付きの点、おしかり等何なりと
書いて下さる様お願い申し上げます。皆様のお声が私・職員およびクリニックの成長に繋
がると信じております。
尚、集計結果に関しては、女子トイレ前にボードを作成し皆様にご覧になっていただく
予定でございます。
今後共“豊郷たちかわ皮ふ科クリニック”末長く見続けて下さいます様宜しくお願い致
します。
院長:刀川