7月号(vol.12)

開業して今年で12 ヶ月目、8 月には一周年を迎えることができます。迷走しながらも
何とか持ちこたえられたのは、ひとえに当クリニックをご利用頂いている患者様あって
のことと存じます。
今後も皆様に来院して頂ける価値を備えたクリニックづくりをして参りますので、ど
うぞ宜しくお願い申し上げます。その為に私は患者様に選んで頂ける存在になる様、当
クリニックで働く全ての医療従事者がやる気(向学心・情熱)と誇り(仕事に対する)
を持ち、常に考え、行動に置換しなければならないと思い、更に院長(経営者)と看護
師(職員)・事務(職員)が「一体化」し、その上で患者様をお迎えしなければいけない
という思いから、開業以来待合室に掲げている「職員心得」と「職員信条」に基づき行
動して参りました。しかし当然現実は甘くなく、多岐にわたる問題が連日の様に発生し
ました。明日の外来をどう切り盛りしたらよいかという所まで考えたこともありました。
しかしそんな私の萎えそうな気持ちに喝をいれてくれた言葉がありました。問題は自分
が大きくしているだけ。問題解決の極意は「問題ではないと思うこと、にある」。という
言葉です。これを見た時 確かに!!と救われた感があると同時にやる気があふれてき
ました。「どんな問題でも大した事はない。大変だと思う事が余裕を無くしマイナスの方
向に傾くこととなるのだ」。ところが心に余裕を持てば、いいえ最初は心に余裕がある振
りだけでも良いので、そうするのです。そうすれば、きっとこうなるはずです。例えば
ある問題が提示されたとします。その報告を余裕を持って聞く事ができれば、「余裕の会
話」になり「余裕ある行動」につながる。そうすれば人間の器も大きくし魅力を高める
ことになるはずです。だって先月号でも書きましたが神様が与える「試練」とは、その
人が乗り越えられるか否かギリギリのラインまでしか与えられないのですから。だった
ら乗り越えてやろうじゃないですか、この壁を!!
その先には今まで見たことがない景色が待っているのですから。それを見てやろう。そ
う思うとワクワクしてきます。あれーこう考えられるだけひと皮剥けて既に「心の余裕」
がでできている自分に気付かされます。
先日テレビを見ていたら「若年性痴呆」の患者様とその妻(夫を献身的に介護する)
の生活を特集していました。50 才代にして日々悪化進行していく痴呆症状の夫を支える
婦人が自らに言い聞かせるかの様に言っている姿を見て立派だなーと前述した問題解決
の極意とオーバーラップしました。
さて来月はいよいよ一周年になります。
初心に帰り、自らを振り返り、反省し、見直すべき点は改善し患者様に「来て良かった」
と思われる様精進して参る所存です。宜しくお願い申し上げます。
 
 
≪とよ・たち最新治療法≫のコーナー
爪水虫:今まではのみ薬をメインにして治療を行うのが一般的でした。
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院長:刀川