8月号(vol.13)

<一周年を迎えて>
昨年8 月4 日に開業させて頂き、今月で当クリニックは一周年を迎えました。思い起こ
せばこの一年間、わたくしはわたくしに関る全ての方々に支えられ、励まされ、時には御
教示御鞭撻を賜わり何とかやってこれたと感じております。
今、こうして存在していられるのは、スタッフやこのクリニックに関わる全ての方々の
支援があってのことであり、又、何よりもわたくしを信じて通院して下さる患者様あって
のことと思っております。従って今後もより一層努めなければいけないことは、日進月歩
する皮膚科学の知識と技術を怠ることなく吸収し続け、正確で適切な医療を患者様に提供
し続けることと考えております。
しかしながら、まだまだ当クリニック並びにわたくし院長は、人間として若輩者です。
しかしそれ故に伸びシロは多いとも言えます。5 年…10 年…20 年と当クリニックが存在し続けられる様、
わたくしは「信頼される」から「信用される」へとステップアップできる
医師となり、又それ以前にそうゆう人間でありたいと考えております。「豊郷たちかわ皮ふ
科クリニック」は今後も、「来て良かった」と感じて頂けるクリニックを目指し邁進して参
ります。あらためて今後共どうぞ宜しくお願い申し上げます。
<プライベート>
つい先日の事。レストランで隣の席に赤ちゃん連れの若夫婦がおられました。赤ちゃん
はぎこちないしぐさで哺乳瓶を持ち飲んでいました。その哺乳瓶を見て私は懐しさを覚え
ました。そう言えば家にも同じ様なものがあったのだが、久しく目にしておらず今はどう
なっているのやら!?子供3 人がお世話になった哺乳瓶、いつの間にか見なくなったそれ。
懐しさと同時に微笑ましさを覚えたのでした。時が経つのは早い。もっと子供と会話をし
なければ…と反省致しました。
<恒例行事>
私が開院以来、日曜日を除く週6 日間必ず行っている事があります。
それはクリニックの玄関(風除室)に塩を盛る事です。なぜそんな事をしているかという
と理由はこうです。人間病気になると体だけでなく心も萎えます。その時には「気」が弱
くなっています。いいえ、むしろ「気」が弱くなっているから、病気にかかりやすくなっ
ているのです。これは漢方医学(東洋医学)の考え方の一つです。これ以降は私の解釈で
すが、患者様には、その弱くなった「気」を当クリニックに吐き捨てていって、ご自宅に
は持ち帰らないで欲しいと思っております。その弱くなったいわば「悪い気」を、毎日私
がせっせと塩で清めます。そういったことからこの行事を連日せっせと行っておる次第で
す。
院長 拝