2月号(vol.7)

こんにちわ。院長の刀川です。「とよ・たち美肌通信」もVol 7 をむかえる事が出来まし
た。それもこれも、日頃から当クリニックを使って下さっている皆様のお陰でございます。
あらためて感謝申し上げると共に『初心忘るべからず』の精神で今後共、医療技術・知識
は勿論、医療サービスの向上に務めて参りますので今後共ご愛顧賜ります様お願い申し上
げます。
さて、つい先日までクリスマスだとかお正月だとか言っていたのに節分も数日後に迫っ
てきました。言うに及ばずあと3ヶ月位は寒い時期が続きますのでお体には十分気をつけ
て下さい。
そこで寒いこの時期に、特に入眠の際私達を心地良い眠りへと誘ってくれる「湯タンポ」。
愛用されている方も多いと思いますが。
しかしこの「湯タンポ」が時として恐ろしい事件を引き起こしてしまうことがあるのです
“ヒェ~~!”
ご存知ですか?
この時期、毎年必ず多くなるのは、『湯タンポによるヤケド』です。これにはかなり共通
した特徴がありますので注意してください。
① 下腿部(スネやフクラハギ)を受傷する事が多い。
② 低温ヤケドであり、皮膚の深い所まで達する。
③ 痛みが少ないので放置してしまったり、皮膚科を受診するのが遅れる。
④ 軽症でも全治2~3 週間、重症になると4~5 ヶ月かかる。←夏になっちゃうよ~~!
⑤ 高齢者や血流が悪い方では感染症を合併することがある。
⑥ 最近のエコブームで青年層・若年層にも受傷してしまう方が増えている。
とかなり、患者様からすると厄介なケガです。
そして問診上ヤケドした患者様にほぼ100%共通していた事が「湯タンポ」に熱湯を入れて
いたという事実です。
ここで正しい(少なくてもヤケドをしない)湯タンポの入れ方を紹介させて頂きます。
最も適当なのは50~60℃と言われています。
えっ~~低いんじゃないのー?と思われた方、お風呂の温度を考えてみて下さい。適温は
40~42℃位(39℃位の人も中にはいますが)。湯タンポにはカバーがありますから40℃では
少し低いと思われます。50~60℃位のお湯がカバーを通して40℃位に感じられる。そのま
ま布団に入れずに放置してしまうと温度は下がってしまいますが、布団の保温効果と人肌
のぬくもりで温かいはず。眠る30 分~1 時間前に布団中央に入れておくのはいかがでしょ
うか?

院長:刀川